きょう土の伝統でんとう文化ぶんかと先人たち

2. 蒼社川そうじゃがわおさめる

むかしの蒼社川

人々のどのような努力どりょくによって、蒼社川は安全あんぜんな川になったのだろう。

  • 蒼社川
  • こう水の後の蒼社川こう水の後の蒼社川

先生今から300年ほど前、江戸時代えどじだいの蒼社川は、たびたびこう水をこしていました。近くの田やはたけは水につかり、家はおしながされ、人のいのちをうばうこともありました。そのため、当時は『あばれ川』『人い川』などとよばれておそれられていました。

男の子01今の蒼社川からはそうぞうもつかないね。

女の子01地図を見ると、川にそってていぼうがつくられているのがわかるね。

男の子03じゅうにていぼうがつけられているところもあるね。

蒼社川とそのまわり蒼社川とそのまわりの様子ようす

女の子03はげしいこう水から人々ひとびとまもるため、たくさんのていぼうがつけられたんだね。

男の子01まつもたくさんえられていたんだね。

先生昔の蒼社川はがりくねっていて、こう水のたびごとに川の流れがあちこちと変わり、たいへんなひがいをあたえていたんだよ。

女の子03昔の人々は川を治め、必要ひつような水をえるために、いろいろな苦労くろうやくふうをしていたのだろうね。

先生蒼社川は 今治いまばり市の中央ちゅうおうを流れる大きな川で、飲料いんりょう水、農業のうぎょう用水、工業こうぎょう用水としてりようされ、わたしたちの生活にふかいつながりをもっています。

江戸時代の人々は、どのようなねがいで、工事こうじり組んだのでしょうか。工事の様子や苦労も調べてみましょう。